
『四次元の時間もいろいろ、年の始めもいろいろ』
四次元の時間というのも大変難しい所があって、霊能情報によくあるように、善霊と悪霊
のうちの悪霊と交わってしまうことがあるようです。ホゼさんは易とツォルキンの関係を
述べ、それを「20の銘板」で説いているそうですが、易の解釈をする時に、邪まな霊と
繋がった人は間違った解釈をするようです。この著者は、そのことを知っていて、この
研究が未完成であると言っているようです。
もう一つの問題は、マヤ暦の一年の始まりをどこにするかということです。マヤの長老
フン・バツ・メン氏は、マヤ暦のことをホゼさんに教えた人だそうですが、彼は7月26日
は征服者のイエズス会の司祭ディエゴダ・ランダがキリスト教の聖日を選んで決めたもので、
伝統的なカレンダーは生物の芽が一斉に出る春分の日としていると言っています。
これは「年を担うキン」ですから大事なものです。メキシコ、グァテマラの長老数十人が
一致して7月26日を年の始めとするのは誤りだと言っているようです。
そういうことですから、この件で争っていないで何か正しいのか決めないと一般人の目から
は、どちらの暦が正しいか信用できないです。また、マヤの長老達の意見も、日本のマヤ
学者の意見も、2012年は欧米のプロパガンダに過ぎなく、強いて言えば2086年が
期限になるというようなことを言っているようです。
この著者の場合、こうした問題に関わりなく、ツォルキンの260日が有意なものであるか
どうかに絞って研究しているところがいいと思いました。
そこで提案ですが、「13の月の暦」の年の最初の日を春分の日とすることを検討してみては
如何でしょうか?マヤ・カレンダーというのは、多くの学者が研究するようにならないと、
世の中に広く受け容れられるものとはならないように思います。
ただ、この本の場合、時間が存在と結びついて書かれていることに、非常に興味を惹かれ
ました。時間についての考え方は、多くの哲学者の考え方も聞きたいですね。